ソロパート ちょこっと入りが 効果的 (ロシア)
☆コラムNo.27 2014年のラテンダブルス!☆
「え~っとパール先生、ダンス用語がよく分からないのでそこからで・・・
ソロパートって何ですか?」
「特にダンス用語でもないんだけど、フォーメーションダンスにおける意味としては、一人で踊る箇所ってことよ。」
「えっフォーメーションダンスなのに?
しかも、ペアダンスのフォーメーションなのに?
一人だけ目立つって、あんまり良くないのでは・・・」
「もちろん、歌手とバックダンサーみたいに、特定の一人ばかりがず~っと目立っていては良くないわ。
でもソロパートも、ちょこっとだけ入れるなら楽しいアクセントになって、むしろ効果的なのよ。」
「ほ~、そうなんですね。
では次の、ラテンダブルスとは何ですか?」
「これはね、2019年秋くらいから踊られるようになってきた、新しい社交ダンスのかたち。
具体的には、同性同士で踊る社交ダンスよ♪」
「えっ、新しい?
女性が男性役をやる、つまり女性同士で踊るなんてよく見る光景じゃないですか?」
「それとは、ちょっと違うのよ。
基本的に、同性同士が、二人とも同じ振付を踊るのがラテンダブルス。
横並びに立って踊ることが多いわね。」
「ほ~、男役・女役とかじゃないんですね。
ずっと組まないで踊るってことですか?」
「ううん、組んで踊ることもあるわ。
でも、基本的には、どっちがリーダーでもフォロワーでもない組み方をするの。」
「じゃあ、握手するような感じとか?」
「そうそう!
お互いに手を垂直に立てて、手のひら同士を合わせて・・・とかね。
こちらの映像だと、2分過ぎあたりからちょっとだけどやってるわよ!」
Vera Tyumen Latin Team, RUS | 2014 World Formation Latin | DanceSport Total
「2分40秒くらいまで観てると、さっき話題に出てきたソロパートも観られますね。
あれっちょっと待って、これって2014年の映像では?」
「そうね、これが踊られた頃はラテンダブルスなんて言葉は無かったと思うわ。
そう考えると、先にそれを取り入れていたロシアってカッコいいわね!」
「今後何が流行ってくるのかなんて、本当に分かりませんもんね。」
「伝統を受け継いでいくことは、素晴らしいこと。
その上で、新しいものもどんどん取り入れて、社交ダンス界がますます素晴らしい世界になっていくことを期待したいわね!」
「フォーメーションダンス界も、ですね?」
「(ハッとして)そ、そうよ!
フォーメーションダンスが、実験的に新しい試みを世に出せるツールになったら面白いわね。
珊瑚ちゃん、アシスタントとして軌道修正が上手くなったんじゃない?」
「ふふん!(ドヤ顔)」
「・・・(ちょっとムカつく)」
出典:月刊ダンスビュウ2020年1月号P41、P103
コラムNo.28へつづく!
Amazon 社交ダンス トップス Amazon 社交ダンス スカート「Russia」カテゴリーの関連記事