会場で 目印決めて ラインキレイ(ドイツ)
☆コラムNo.57 場当たりって何?☆
「場当たり的って、無計画とか行き当たりばったりとか、そんなような意味ですよね。
テキトーに踊るダンス、みたいなことですか?」
「それがね、場当たりは、ダンス用語となると全く違う意味になるのよ。
本番前のリハーサルで、おのおののダンサーが自分の立ち位置の確認をすることなのよ。」
「へ~、無計画どころか、めっちゃ計画的ですね。」
「まずは場当たりをして、随所随所で自分の立ち位置を確認して。
その後、音楽をかけて通して踊ってみるというのが一般的なリハーサルよ。」
「リハーサルって、いきなり音楽をかけて踊るわけじゃないんですね。
でも、立ち位置の確認って、具体的にはどういうことするんですか?」
「まずはセンターがどこになるのかを決めます。
可能なら、フロアにビニールテープ等で+印を貼らせてもらうのよ。」
「ああ、目印を付けておくんですね。」
「そう、これは場ミリと言うの。
次に、場ミリの他にも会場内の色々なところに目印を決めておくのが、上手なフォーメーションチームのやり方よ。」
「あの非常口マークが真ん中だからね~!
とか、そういうことですか?」
「その通りよ、珊瑚ちゃん♪
ここで縦二列になるとき、それぞれスピーカーの位置に向かってまっすぐ並ぼう!とかね。」
「フォーメーション世界選手権とか、海外の大会でもそうやって目印を付けて踊ってるんですかね?」
「現地のダンサーに確認したわけじゃないけど、あれだけラインをキレイに揃えてきてるんだから、やっぱり目印は付けていると思うわ。
そうだ、今日の動画を5分22秒で静止してみて!」
「あら、縦二列の先頭に立ってる男性一人だけ、頭一つぶん列から外れちゃってますね。
あっ、でも次の瞬間、見事に後ろの三人に合わせてる!」
「まるで、頭の後ろに目が付いているみたいじゃない!?」
「なるほど、きっとこの男性は、目印の何かから外れたことに自ら気が付いて。
それで、次の一歩を大きくしてリカバリーしたんですね!」
「きっとそうだと思うわ。
リカバリーの仕方も自然で、さすがね!」
「気を付けていても、うっかり列から外れちゃうこともあるんですね。」
「あるのよ~。
広い会場で気分がノってくると、勢いがつき過ぎちゃったり、歩幅がいつもより大きくなったりしがち。
皆さま、気を付けましょうね♪」
「気持ち良くなっても、回りはよく見ましょうね~!」
「そう言えば、酔っぱらって気持ち良くなっちゃった珊瑚ちゃんが、ぶつかった電信柱にスミマセン本当にスミマセンって何度も謝ってたのを思い出したわ。(友人実話)」
(あれ人じゃなかったの!?)
コラムNo.58へつづく!
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