ルンバでも 移動しまくり ぜひ真似を! (ドイツ)
☆コラムNo.14 ルンバってフォメに向かないの?☆
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「ルンバでも 移動しまくり ぜひ真似を!
ってどういう意味ですか?
機械を見習って、人間も歩き回ってちゃんと掃除しなさいってこと?」
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「珊瑚(サンゴ)ちゃん、掃除機の話じゃないのよ。
ルンバっていうのはダンス種目のひとつ。
日本だと、多くの初心者が初めに教わるラテン種目よ。」
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「へ~、そうなんですね。
タイトルから察するに、普通はあまり移動しないダンスなんですか?」
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「その通り!
踊りながらどんどん場所移動していくスタンダード種目(ワルツやタンゴなど)と違って、ひたすらその場にとどまって踊るのがルンバ。」
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「フォーメーションって、踊りながらどんどん隊形を変えていくのが醍醐味なんですよね?
じゃあ、ルンバは・・・」
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「そう、隊形を変えるのがすっごく難しいの!
同じラテン種目のチャチャチャやジャイブも、移動しないダンスだから比較的難しい。
でも、ゆっくりな動きのルンバが一番難しいわ。」
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「え~っ、じゃあどうすればいいんですか?
もう隊形移動はあきらめて、ひたすらその場で踊るしかない?」
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「対策その1、としてはそれね!」
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「ええっ!?
そんなの、対策でも何でもないですよ~、あきらめて隊形移動をしないだなんて!」
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「言い方が悪かったわ、失礼。
3種目以上のメドレーにして、ルンバに限っては隊形を変えないけど、他の種目のときはガンガンに隊形を変えるってことよ。」
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「おお・・・
それだったら、全体的に見ればいいかもしれないですね。」
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「そうよ、ポイントはルンバの演技時間を長々と取らないことだわね。
そして隊形の変化がないぶん、ダンスそのものをしっかり見せて・・・いや魅せていくことが大事になるから。
ボディムーブメントだったり、演技のキレだったりをしっかりやって下さいね!」
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「おお、急に経験者に向けてのアドバイスになりましたね。
さてパール先生、対策その2は?」
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「ルンバって、他のラテン種目に比べると流れるような美しい動きでしょう?
だから、普段はあまり良くないとされる小走りとも比較的相性が良いの。
あ、もちろんドタドタ走っちゃダメよ! あくまでも流れるように、ススス~っとね。」
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「それなら、ルンバでも隊形移動がスムーズに出来ますね!
流れるような動きは、ルンバっぽくて違和感ないんですね。」
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「そうそう、流れるような動きと言えば、カノンもおすすめよ!」
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「横文字が出ましたね。
カノンって何ですか?」
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「ん~、同じ動きを、時間差で少しずつずらして次々にやることだわね。
スポーツやコンサートなどの会場で観客がやる、ウェーブみたいなものよ。」
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「へ~、あれをダンスに取り入れるんですね。
隊形移動とはまた違う、フォーメーションならではの醍醐味になりそうですね。」
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「カノンを対策その3とすると、対策その4はシャドーかな。
男女が組まずに、一人一人になって同じ演技をする。
これもまた、隊形移動とは違う変化が出せておすすめよ!」
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「ルンバは移動しないダンスだから、あの手この手で観客を飽きさせないように、工夫が大変ですね(笑)」
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「そうね。
でも、ルンバはフォーメーションに向かないって切り捨てるより、工夫のしがいがあってかえって面白いと思うわ。
最後に、本日の動画よ。」
2014 World Championship Grün-Gold-Club Bremen – West Side Story
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「5分めあたりから30秒あまりの間、小走りもカノンもシャドーもなくルンバの動きだけで、すごく隊形変化を魅せているの。
これは驚きだわ、さすがね!」
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「隊形変化かぁ。
私も体型変化したいなぁ・・・」
コラムNo.15へつづく!
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