もの凄い 運動量でも ラインきれい (リトアニア)
☆コラムNo.12 どうしてあんなに列がきれいに揃うの?☆
「パール先生、私この動画すごく驚いちゃいました。
すごい運動量な上にすごい移動量なんですけど、行とか列とかがピタ~ッと揃ってるんですよね!」
「珊瑚(サンゴ)ちゃん、行とか列とかって、PCのエクセルじゃないんだから。
でもそうね、縦の列も横の列も、見事に揃ってて気持ちがいいわね。
ちょっと画像が荒いんだけど、とても見ごたえのある動画だわ。」
「世界選手権・ラテンは、現在はドイツとロシアが優勝を争っているんだけど、1999年~2012年まではこのリトアニアチームも優勝争いのさなかにいたの。
この動画も、その強い時代に撮られたものだわね。」
「ドイツでもロシアでもないのにスゴイな!と思ったら、当時の強豪国の映像だったんですね。
納得です。」
「休める振付が極端に少なくて、ず~っとガンガン動いているでしょう?
若者を集めてるんだろうけどね。」
「あ、そうそう、それで。
あんなにガンガン動いていて、自分やパートナーとのことだけで精一杯だと思うんですけど、なんであんなに行と列が・・・じゃなくて、縦の列や横の列が揃えられるんですか?」
「確かに、縦ヨシ!横ヨシ!みたいに、キョロキョロはしてないわよね。
顔はなるべく動かさずに、目玉を動かすのがポイントよ。」
「ひえ~っ、そうなんですか。
でも前方180度以内にいるペアのことは何とか見えても、後方180度以内にいるペアのことを見るのは無理ですよね!?」
「自分で見えない範囲は、組んでる相手に見てもらうのよ!
組んでる相手がもうちょっと右だな・・・と思えば、そのようにフォローしてくれるから。」
「どうやって?
小声で、もうちょっと右!とか言うんですか?」
「ううん、演技中は声を出さずに。
観客に分からないように、相手に圧を掛ける感じ。
そっと強く、ぐぐ~っとね。」
「そうやってお互いに微調整しあって、きれいなラインが生まれるんですね!」
「そうよ。
世界選手権であっても、あっ一組だけズレたな・・・って瞬間が目に入ることもたまにある。
でも、もう次の瞬間には、何事も無かったかのようにキレーに揃ってるの。」
「フォーメーションやってると、ごまかしのプロになれそうですね!」
「人聞き悪いわねぇ。
せめて帳尻合わせのプロと言って欲しいなあ。」
「日本でも、フォーメーションってそんな感じなんですか?」
「もちろん!
どんなに演技の途中でバラバラになっちゃっても、特に最後は見事にビシッと揃えてくるわ。」
「何事も無かったかのように、ですか(笑)」
「そう。
このサイトの管理人も様々なフォーメーションに関わった人なんだけど、どこのチームもその才能には長けている!って感激してたわ。」
「(小声で)ごまかしの才能。
あっ、いえいえ、素晴らしいですハハハ・・・」
コラムNo.13へつづく!
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