黒白の 燕尾とドレスが ド迫力 (ドイツ)
☆コラムNo.4 不公平なのはイヤ!☆
「今日のお題は、フォーメーションで踊りにくい人と組まされないようにするには・・・でしたよね!」
「珊瑚(サンゴ)ちゃん、そんな自分さえ良ければOKみたいな言い方は」
「え~っ、だって踊りにくい人と組まされたら辛かったって母が言ってましたよ。」
「そうね、管理人がアメブロでフォーメーションの不満を募集したところ、確かにそういう回答もあったらしいわ。」
「踊りにくい人っていうのは、初心者のことを差すんですか?」
「う~ん、経験者でもクセがあって踊りにくい人はいるんだけど。
便宜上、初心者として話を進めましょう。」
「ペアを決める時に、上級者同士、初心者同士で組んだらいいんじゃないですかね?
お互い様ってことで。」
「あらあら珊瑚ちゃん、それはフォーメーションではあまり良くないことなのよ。」
「えっ!」
「仮に初心者の珊瑚ちゃんが初めてフォーメーションに参加するとして、右も左も分からない状態なのに、さらにお相手も同じ初心者だったらどうよ?」
「うわっ、凄く不安です!
そうか~、やっばり上級者や中級者にサポートしてもらいたいですね。」
「そうでしょ?
手厚くフォローもしくはリードしてくれるお相手ならば、安心して参加できるわね。
まあダンスに限らず、どこの世界でもそうだわね。」
「でもパール先生。
母はたぶん中級者にあたると思うんですが、もっと上手い男性と組みたかったってブーたれてました。」
「もしかして、演技の間ずーっとお母さまはその踊りにくい男性と組んでいたの?」
「はい。
対して、上手な男性と組んでいた女性は凄く楽しそうに踊ってました。」
「それは確かに不公平を感じちゃうわね。
色んなレベルの人が参加するフォーメーションの場合、最低でも1回はパートナーチェンジをして、ちゃんと自分自身も楽しむ時間がないと!」
「えっ!
演技の途中でパートナーを交換するのもアリなんですか?」
「ええ。
別にしなくても構わないんだけど、さっきも言ったように色んなレベルがごった煮のフォーメーションなら、不公平感を減らすために絶対した方がいいわ。」
「なるほど~。
私の母は解りやすくて、不満をすぐ顔にだしちゃうんですけど、ニコニコしながら不公平感を抱えているメンバーもいるかもしれないですしね!」
「そう!
可能な限り平等に、一人一人がちゃんと楽しめるフォーメーションでないとね。
それと同時に、上級者には、初心者を楽しませてあげようという真っ白な心を持って欲しいわ。」
「踊りにくいな~という真っ黒な心じゃダメですか!?」
「う~ん、人間だもの、両方の心を持っててOK!
でも年齢を重ねるごとに、白い心に寄せていきたいものだわね。」
「なんか今日は高尚なお話になりましたね。
あれっ、そう言えばパール先生、今日の動画は?」
「ふふふ・・・
黒い心と白い心から、このフォーメーション動画に持っていきたかったのよ!
おーほほほ!」
1 TC Ludwigsburg, GER | 2017 World Formation Standard | The Final | DanceSport Total
(こ、高尚な話で終わるはずが・・・)
コラムNo.5へつづく!
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