ライン変化 帳尻合わせが まさに神 (ドイツ)
☆コラムNo.31 帳尻合わせ・ウラ話☆
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「パール先生、フォーメーションでいう帳尻合わせって、どういうことですか?」
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「そうね、隊列だったり音楽だったりがキリのいいところで、動きがピッタリ揃うこと・・・かな。」
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「途中の移動過程が多少グダグダでも、ポイントポイントではきっちり揃えてくるってやつですね!」
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「ちょっと、グダグダの部分を太字で言わないでよ~もう。
フォーメーションって、隊列を変えるために何度も移動をするわけなんだけど、どうしてもたくさん動かなきゃならないペアが出てくるのよね。」
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「まあ、そうですよね。
今日の動画のヴェニーズワルツ?でしたっけ? 凄いですね!」
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「ええ、ぜひ2分からの20秒間は観てもらいたいわね。
4小節に1回、隊列を変えてるハードフォーメーションだから!」
1 TC Ludwigsburg, GER | 2014 World Formation Standard | DanceSport Total
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「こんなにクルクル回りながら移動してるのに、よくポイントポイントでラインを揃えられますね~。」
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「でしょう! それでもこの年の世界選手権では優勝できなかったのだから、どれだけ世界選手権のレベルが高いかが分かるわね。
あ、ちなみにこのチーム、翌年には優勝してまーす。」
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「人によっては、物凄く大股で大移動ですよね。
我々というか、日本のフォーメーションでも有ることなんですか?」
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「もちろん、大有りよ!
サイト管理人さんだって、何度無茶をやった(やらされた?)ことか。」
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「そうなんですね。
でも、上手く出来たら気分良さそう♪」
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「あら、よく分かったわね。
実はむしろ、いちばん移動距離が少ないペアの方が大変だったりするのよ!」
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「えっ、そうなんですか?
移動距離が少ないほど、脚の筋肉としてはラクなのでは?」
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「たとえ足元はチマチマでも、上半身は他のペア同様にしっかり踊ってないといけないし。
これはこれで、超難しいのよ!」
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「例えばさっきのヴェニーズワルツなんて、どんなに進むのをガマンしたって、歩数が多いんだから結構進んじゃいますよね?」
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「そうなのよ!
だから管理人さんがヴェニーズワルツでそういう状況になった時は、リバース・フレッカールを使ってゴマかす振り付けだったそうよ。」
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「リバース・・・何ですか?」
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「ああ、ごめんごめん。
ヴェニーズワルツには、移動せずその場でクルクル回る振り付けがあって、それのことよ♪」
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「おお、そんな便利なものがあるとは。
それだったら、ちゃんと踊ってる感もあっていいですね!」
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「そう、そんなふうに色々工夫したりとか、帳尻合わせのための見えない努力はすさまじいものがあるのよ。
おかげで、フォーメーションダンサーには特殊能力が備わるわ。」
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「特殊能力、と言いますと・・・」
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「途中の踊りが多少グダグダでも、ラストは必ず全員がビシイィとキメられる能力!!」
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(パール先生も、そこ、太字にしちゃってるやん!)
コラムNo.32へつづく!
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